冬の低温やけど!
寒さが厳しい冬に欠かせない暖房グッズ。簡単に温まる事が出来る優れものですが、近年、これらのグッズで「低温やけど」になる方も増えてきています。
改めて使い方や注意事項をよく知り、家族で正しく使い冬を快適に過ごしましょう
《使い捨てカイロ》
貼るタイプの使い捨てカイロは、必ず衣類の上に貼り、同じ箇所に長時間当てないこと。また、貼ったまま眠らないように注意しましょう
《湯たんぽ・あんか・電気あんか》
湯たんぽ等は、厚手のタオルや専用のカバーなどに包んでいても、低温やけどを起こしてしまう事があります。就寝前に早めに布団に入れて温めておき、就寝時には、身体からずらすか布団から出すようにしましょう。また足を押しつけるように乗せたりすると、その部分が圧迫されて血流が悪くなりやけどの進行が早まってしまう可能性がありますので、注意しましょう。
《電気こたつ・ホットカーペット》
冬場は、肌が乾燥する要因が多く水分量も減ってかえって水分不足になりやすくなります。気づかないうちに、脱水症状になっている事もありますのでこたつに入ったまま眠らないよう、またホットカーペットの上で眠らないように注意しましょう
※見た目は異常がないように見えたり、あまり痛みを感じなくても、皮膚の深い所でやけどを起こしている可能性があります。何かおかしいと感じたら必ず早めに医療機関を受診しましょう
他にはこんなものでも・・・ パソコン・ACアダプターなど、使用によって熱を発生するものよる《低温やけど》も報告されています。
「その程度の温度で?」「たいしたことない」と思いがちですが、少しの時間なら問題ない程度の熱さでも、長時間皮膚に接触している事で起こってしまいます。皆さんも気をつけましょう。
参考文献:ティーペック健康ニュースより
文責:松山弥生