親と子どものスキンシップ!特別編
震災の後、避難所などをはじめとしたいろいろな場所で、こころとからだのケアをされている中から、紹介します。
<怖い思いをしたときの手当て>
1)「脚を揺らす」
仰向けの子の両脚を大人の膝上に乗せるようにして両手でかかとから包み、膝をユラユラっと左右に揺らすことで、かすかな振動の波が子どもの頭頂まで伝わるようにします。首に残っている緊張をほぐしていきます。
2)「脚を転がす」
怖い思いをすると、股関節がぐっと硬くなってしまうので、それをほぐします。片脚ずつユラユラ・コロコロと大人の膝の上で転がします。足首や膝などに手を置き、ユラユラと転がしていくと、硬かったところも自然にほぐれ、気も下がるので緊張がとけていきます。
3)「背中に愉気」
地震や雷など環境の変化によるショックで硬くなるのは、うつぶせになった状態の胸椎(背骨)8番 [首を前に倒した時に飛び出る骨から下に数えて8番目]あたりの筋肉です。硬いところを親指でじーっと押さえたり、手のひらで愉気してあげます。
震災時の子どもたちは、恐怖をことばにできないままに体にため込んでいたり、夜泣きやぐずりがはじまる子もいます。“手当て”でからだの硬さをとってあげることが、親子の触れ合いとなり、少しでも安心できるこころの環境を作ってあげましょう。
参考文献:月刊クーヨン 原島 寧寧 文責:松山 弥生
~熱中症に注意~
・体調管理
早寝・早起き・朝ごはん!寝不足は大敵です。
・スポーツドリンクなどでこまめに水分
スポーツドリンクに含まれる糖分には注意が必要です。飲みすぎると急性の糖尿病“ペットボトル症候群”を引き起こす可能性があります。
・塩分補給
水分ばかりではなく、適度な塩分補給も必要。塩あめ・梅干しなども有効です。
・通気性のいい服装・帽子の着用
・定期的な休憩
などに気をつけましょう
子どもは特に体温の調整が未熟なので、洋服の着せ方やエアコンの使い方を含め、気温・湿度に注意しましょう
・外出は午前中や夕方など涼しい時間帯に!
・ベビーカーのイスの位置は、アスファルト・コンクリートからの反射熱も受けやすく2~3度高温になります。
・麦わら帽子のようなつばひろの帽子をかぶり、ベビーカーなどにも日よけをつけましょう