骨を丈夫にするためには ~運動と栄養バランスの今~
子どもの骨折は、この10年間に約1.5倍増加しています。
その予防には小児期に骨密度を増す事が大切で、その中でも運動や栄養は欠かせないものですが、最近のダイエットブームにより女児を中心に“やせ”が増加し、カルシウム摂取が不足しています。
お母さんのおなかにいた時の環境がその子が成長した時の骨密度にも関係しており、不足した身体での妊娠・出産は本人だけでなく赤ちゃんの骨の状態まで影響していきます。 カルシウムは60~70%が牛乳・乳製品からとられてきましたが、過去20年で ◎牛乳を飲む人は18%減少したのに対し ◎清涼飲料水を飲む人は32%増加しています 学校給食では必ず牛乳が出ていますが、自動販売機やコンビニで気軽に好きな飲み物が買え、家の冷蔵庫にも清涼飲料水が入っている事が多くなり、牛乳を飲む機会が減っています。また、ビデオ・DVD・テレビゲーム・インターネットなどのメディアの普及により、昔行っていた友達同士での外遊びから室内遊びに変化した事で身体を動かす運動量も減少しています。 身体を動かす事は骨密度増加に良い効果があり、特に思春期早期(女児は小学校高学年・男児では小学校高学年~中学生)に確得されます ①小さい時期からの活動的な生活 ②いろんな運動で身体を動かす ③ジャンプなど骨に負荷が加わる運動も効果的 嫌いな運動を無理に行うのではなく遊びの中に好きな運動を取り入れ、継続的に家族で楽しく運動できる環境を用意し、その上でバランスの良い栄養を取る習慣を身につけていきましょう。 参考文献:チャイルドヘルス 文責:松山 弥生 《予防接種【日本脳炎】の制度改正について》 今回の改正により通常年齢の接種に加え、1期初回2回・追加1回が終了していない者に対して ◎平成7年6月1日~平成19年4月1日生まれで、1期・2期接種が終了していない者は20歳未満まで接種ができるようになりました ※13歳以上の方は、保健センターにて「予診票」を受け取ってください。 【母子手帳の確認もありますので忘れずに】 《子宮頸がんワクチンについて》 今回ワクチン不足において接種を見合わせておりました「子宮頸がんワクチン」が中学1年生~高校1年生(高校2年生)まで接種ができるようになっております。 予防接種の詳細については、玉名市ホームページ・広報・学校にての配布等で情報をご覧ください。また、ご案内方法が各市町村によって異なりますのでご不明な点がありましたら、お住まいの市町村にご確認ください。