「予防接種で命を守る」 ~インフルエンザ治療に大切な事!~
予防接種は感染症から命を守る重要なものです。
抗生剤や抗ウイルス剤でいろいろな感染症に対する治療ができるようになっていますが、一方で薬の効かない病原体が増えています。予防接種をする事でその感染症に罹らないか罹っても軽くすませる事ができるようになります。
多くの感染症は人から人へうつります。予防接種する事は、個々の命を守る事になるだけでなく、家族や周囲の人の命を守る事につながっているのです。
個人を守り集団を守る。 この2点が予防接種を行う大切な意義なのです。
インフルエンザは、すでに治療できる小児や高齢者が入院する程度の疾患という誤解が広がって「重い疾患」という認識が薄れてきているようです。しかし実際は、日本の経済的豊かさに支えられた早期診断、早期治療により軽い病気に見えているだけなのです。
予防には、ワクチン接種が最も重要である事にかわりありません。
参考文献 ・琉球新報:海邦病院 冨名腰義裕氏 ・別冊メディカル朝日 2011/12シーズンに向けて求められるインフルエンザ治療: 神奈川県警友会 けいゆう病院小児科 慶応義塾大学医学部 客員教授 菅谷憲夫氏
文責:松山弥生
ロタウイルスワクチン任意接種が開始
冬季に流行し、乳幼児が激しい嘔吐や水のような下痢に苦しむ「ロタウイルス胃腸炎」。幼児は一週間近く下痢や嘔吐が続くことが多く、幼小児では症状が重く長引き、まれに脳症やけいれんなどの合併症が起こる事もあります。その予防を目的とする経口生ワクチンの予防接種が始まります。 ロタリックス・ロタテックの2種類の製品があります。
ロタリックスのご紹介 “口から飲む”タイプの生ワクチンです
●接種回数・・・2回接種
●接種時期・・・生後6週~24週まで 1回目接種から4週間以上あけてください
【ご注意】 初回接種は、20週までに済ませましょう 詳細につきましては、随時お伝えしていきます。
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