H23年12月号 おしゃべり通信

冬の低温やけど! 寒さが厳しい冬に欠かせない暖房グッズ。簡単に温まる事が出来る優れものですが、近年、これらのグッズで「低温やけど」になる方も増えてきています。 改めて使い方や注意事項をよく知り、家族で正しく使い冬を快適に過ごしましょう 《使い捨てカイロ》 貼るタイプの使い捨てカイロは、必ず衣類の上に貼り、同じ箇所に長時間当てないこと。また、貼ったまま眠らないように注意しましょう 《湯たんぽ・あんか・電気あんか》 湯たんぽ等は、厚手のタオルや専用のカバーなどに包んでいても、低温やけどを起こしてしまう事があります。就寝前に早めに布団に入れて温めておき、就寝時には、身体からずらすか布団から出すように…

H23年11月号 おしゃべり通信

「予防接種で命を守る」 ~インフルエンザ治療に大切な事!~ 予防接種は感染症から命を守る重要なものです。 抗生剤や抗ウイルス剤でいろいろな感染症に対する治療ができるようになっていますが、一方で薬の効かない病原体が増えています。予防接種をする事でその感染症に罹らないか罹っても軽くすませる事ができるようになります。 多くの感染症は人から人へうつります。予防接種する事は、個々の命を守る事になるだけでなく、家族や周囲の人の命を守る事につながっているのです。 個人を守り集団を守る。 この2点が予防接種を行う大切な意義なのです。 インフルエンザは、すでに治療できる小児や高齢者が入院する程度の疾患という誤解…

H23年10月号 おしゃべり通信

笑って暮らそう 免疫力アップ! 10月に入り、インフルエンザの予防接種も始まりました。 冬の時期を元気に過ごせるよう、免疫力アップを行っていきましょう。 免疫を支えるものの1つに「こころ」があります。 ストレスを感じ溜め込んでしまうと免疫は低下します。みんなで一緒に笑って免疫力を上げてみませんか? 生活の中で、いつも叱られて小言ばかり言われていると大人も子供もストレスがかかってしまいます。 いつもニコニコして暮らす事が出来れば自然と免疫力も上がってきます。 実験では、腹の底から笑わなくても、顔の表情を笑ったようにするだけでも、表情筋が脳を刺激して免疫力が上がる事が分かっています。 〈楽しかった…

H23年9月号 おしゃべり通信

《新しい子宮頸がんワクチン》 今、子宮頸がんワクチンサーバリックスの接種が行われていますが、9月15日より 新しいワクチン「ガーダシルワクチン」が接種開始になります。 ガーダシルは、サーバリックスのワクチン16型・18型に加え、尖圭コンジローマの原因となる6型・11型の感染を予防する4価ワクチンになっております。 こちらも公費助成で無料接種になっております。 詳細については、各保健センター・また当医院にお尋ね下さい インフルエンザの予防接種 インフルエンザワクチン接種は、10月1日より開始します。 予約は不要ですが、院内掲示(院内報)・受付等で随時お伝えしていきますので御留意下さい。 今年も早…

H23年8月号 おしゃべり通信

骨を丈夫にするためには ~運動と栄養バランスの今~ 子どもの骨折は、この10年間に約1.5倍増加しています。 その予防には小児期に骨密度を増す事が大切で、その中でも運動や栄養は欠かせないものですが、最近のダイエットブームにより女児を中心に“やせ”が増加し、カルシウム摂取が不足しています。 お母さんのおなかにいた時の環境がその子が成長した時の骨密度にも関係しており、不足した身体での妊娠・出産は本人だけでなく赤ちゃんの骨の状態まで影響していきます。 カルシウムは60~70%が牛乳・乳製品からとられてきましたが、過去20年で ◎牛乳を飲む人は18%減少したのに対し      ◎清涼飲料水を飲む人は3…

H23年7月 おしゃべり通信

親と子どものスキンシップ!特別編 震災の後、避難所などをはじめとしたいろいろな場所で、こころとからだのケアをされている中から、紹介します。 <怖い思いをしたときの手当て> 1)「脚を揺らす」 仰向けの子の両脚を大人の膝上に乗せるようにして両手でかかとから包み、膝をユラユラっと左右に揺らすことで、かすかな振動の波が子どもの頭頂まで伝わるようにします。首に残っている緊張をほぐしていきます。 2)「脚を転がす」  怖い思いをすると、股関節がぐっと硬くなってしまうので、それをほぐします。片脚ずつユラユラ・コロコロと大人の膝の上で転がします。足首や膝などに手を置き、ユラユラと転がしていくと、硬かったとこ…